小説(活動報告)

子ども記録】5才の時の小説☆憧れは青い鳥文庫

雪だるま

そろそろ小学生になる子どもが居るのですが、最近、自分の書いた小説を人に読んで貰いたくてしょうが無い様子。とはいえ他人様が読めるような代物では無いので、去年の「第5回青い鳥文庫小説賞U15」の公募に提出した作品を此処で公開させて頂きたいと思います汗。

親の手を借りず完全に5歳の子どもが書いたのですが、なんせ文字が暗号のようで……。私が解読してワードに打ち直して出しました。

そんな微妙な参加形態にもかかわらず、青い鳥文庫さんは読んで下さり感想まで公開してくださいました。本当に有り難いです。

小説家になるのが夢らしく、4歳の頃からノートに何冊も書いてきました。しかしある時、前触れも無くスランプに陥ります。しばらくすると突然のりこえたらしく、またグイグイと何かを書いて形にしている最近です。

今もたびたび青い鳥文庫で頂いた言葉を思い出しニヤニヤしているので、きっと大きな自信になっています。親としては感謝しかありません。

以下は小説の本文です。お楽しみ下さい☆

タイトル「らくちんマッサージアシスト」

地球に住んでいるヒヨコのツキミは、とても友達が好きでした。

地球に宇宙船が着きました。これは“コラット星”の宇宙人が乗った乗り物でした。

「うーん。やっと地球に着いたルン。」

するとコラット星の女の子が降りてきました。

びっくりしてツキミは逃げて出しそうになりまして、

「待って、友達になるルン!」

と、その子が言った。すると、

「驚かせてすまないルン。あたしはコラット星のコスミだルン。サーマン星の近くの星だルン。」

と、コスミ。

「コラット星は家も働くところも無いから、地球に引っ越してきたルン。何度もおかあに頼んだけど、地球はだめだというので、こっそり家は無いので……見つけた小屋から出て、地球に着たルン。」

と、コスミ。

「もしかして、マミと来た?」

「ううん。マミ、連れて来てないルン。」

「じゃあ、マミ……マオは?」

「マオも居ないルン。」

「ステミは?」

「ステミは……ステミ!?……あの、グミ売ってる所ルンか!?」

「そう、じゃあ……。」

「ああ……ステミグミ知らないの!? じゃあ、今から買いに行かないルン?」

「じゃあ行こう! 遊園地で売ってたよ。自転車乗らない?」

「自転車ってなんだルン?」

「移動したり、車より短い距離を走る乗り物だよ。」

「へー。太っ腹ルン。」

「遊園地行こっか。」

「ところで遊園地って学校だルンか?」

「違う。食べたり遊んだりするところだよ。」

「宇宙人はバレるか?」

と、コスミ。

「大丈夫。写真とるから。はい、チーズ!」

「あの食べ物のチーズだルンか?」

「違う。ほれ、こうするのがチーズや。」

「ほれ、触覚を短くすれば人間ぽいやルン。」

「へー。そういうだけで、わかった!?ルン!!」

「写真で溢れる、広い遊園地だから、思い出たくさん作ろう!」

「わった、ルン。」

「いっくよー!!」

「うれしい、ルン!」

 

帰り道、雨が降ったよ。

「傘さして自転車置き場まで行こう!」

自転車置き場の鋭いギザギザは突き刺してもブスッと言っても、ギザギザが倒れるだけです。

 

家に着くとツキミのお母さんが、

「まぁ! 我が子よ、宇宙人を連れて帰られた!」

と、びっくり。

「うん! 私の名前はコスミ。あなたの名前は何ですかルン?」

「ツキヨです。」

「ツキヨさんの料理を食べたいです!」

「どうぞ。」

「……。ありがとうルン! さあ、お礼にマッサージをアシストし、ツキヨさんの会社に勤めます! ルン!」

「でも、この街のバイトなどは、とても酷いものよ。大丈夫?」

と、お母さん。

「きっと辛くなるでしょう」

と、ツキミちゃん。

「大丈夫。きっと上手く勤められるルン。」

「でも“うんこ”と言われるわ。気をつけて。」

 

「はああ~。とても厳しい会社に勤めてしまったルン……」

「でしょう、辞めることもできるわよ。そろそろお風呂ですよ。」

と、お母さんが言いました。

 

次の日。

ツキミとコスミが話しています。

「私は同世代の宇宙人とよく遊んだルン。」

「その子を案内したい?」

「うん、そうルン。」

「じゃあ納豆を御馳走するよ!」

「納豆ってなんだルン?」

「食べ物で体にすごく良いんだ。野菜の種類でネバネバしてるよ。」

「じゃあ私の宇宙船、乗るルンか?」

「うん、はじめからお礼のマッサージして欲しい!」

「じゃあ家に来てくれたら、お礼にしてあげるルン!」

 

「あっ!地球が見えた」

「キーンソ星の箱を用意しているから、それを頼りに帰ってるんだルン。」

「へー。」

 

「うああああ! ブラックホールルン!! 吸い込まれたら帰れなくなるルン!!! 気を付けてあっちへ行くルン! 読者のみんな、ところで、帰る道で、なので、ルン!」

 

「えっ? 家こんなん!?」

「うん。そうなんだルン。」

「え~もしかしして、ここでマッサージ!?」

「うん。そうなんだルン……。」

 

「あれ? もう、コスミ、友達ができたの? しかも地球人!」

「うん。おかあ、おとんを連れてきてくれないルン?」

「わかったルンよ。」

「あのね、新しい友達を紹介するルンね。おとん。」

「ああ、地球人じゃあないか!」

「うん。地球人なんだよ……」

 

「ふうぅぅぅぅぅ……」

♪サンディ チューズディ とっても遊びたい

「……と、思うルンか。」

と、コスミが自分に語った。

ツキミに向かい、

「さぁ! フードを召し上がれルン。」

と、コスミは言った。

「って、言うか、これ猫用フードじゃん! 鳥用フードを食べたいよ!」

「うん。持ってきたかな……」

そしてキラキラ光るものが落ちてきて、違うキャラクターの世界に2人は落ちてしまいました。

そこには、ネコラとネコソがいました。

2人はダサいと言った子を脅すために、計画を立てていました。

“あの不味いクッキーを作って脅せば、寝転がるほど寝不足を何日間するよ。”

と、ネコラちゃんからアドバイスを受けたネコソちゃん。

するとダサいと言った子が、

“ダサく無いのにダサいなんて言ってごめんさなさい。”

 

「わぁー、違うキャラクターの世界に来ちゃった!」

すると、ネコラが

「だ、だれ!?」

と言って驚きました。

「コスミよ。……そうだ。おかあに電話しなきゃ。もしもしルン……」

「もしもし、あっコスミ、事件よ! 早く家に戻ってきて! ルビーが無いわ!」

「それは大変。すぐに警察に連絡するルン!」

 

「うあーん! うあーん!」

と、ツキミの弟は泣き崩れていました。

「うあーん!! うあーん!!」

弟のコルはルビーが世界で一番好きでした。宝石の中では。

「洞窟で見つけてきたルビー ルンか?」

と、コスミ。

「そうなんだ。」

と、コル。

 

あまりにも長くコルが泣くので、コルの為に探すことにしました。一番ありそうな所は棚ですが、どの棚を見ても見つかりません。

「この棚も無かったルン。」

と、コスミ。

「あらこの棚も無いわ。」

と、おかあ。

「あれ、この棚、めっちゃピカピカ光ってるよ。」

と、コル。

「あ! もしかして、ここにあるかもしれないわ。」

と、おかあ。

でもそれはピカピカ光る赤いマントでした。布団を見ても本棚を見ても机を見てもゴミ箱を見ても、なかなか見つかりません。

「あら、おかしいわね。ちゃんとしまったはずなのに。」

と、おかあ。

ちょっと疲れた3人は、お茶を飲んで一休み。ちょっと深呼吸をすると、また探し始めました。

おもちゃ箱を見て、畑のお花畑、台所、ベッド、たくさん探しました。けれどなかなか見つかりません。棚の裏も見てみました。キラキラ光る物がありましたが、よくみると光るボタンでした。

見つからなくて3人は

「はぁ……」

と、ため息をつきました。

 

そして宝石がしまってあった棚を見てみると、最初無かったはずなのにルビーがあります。

「あら変だわね。不思議な感じがするわ。」

と、おかあ。

するとお父さんが走ってきて、

「ちょっとボタンが無くて、探してたらルビーを間違えて、ちょっと穴が空いてるでしょ、ボタンは。」

「まぁ、間違えちゃって。」

と、おかあ。

 

次の日起きると、なんとサファイヤが無くなっていたので、

「またお父さんが間違えたのかしらのかしら。でもボタンは赤いから間違えないはずよ。」

「ああ、そうだね。そうかもしれないルン。」

そして台所にある遊べる穴に指を突っ込みました。そして、サファイヤのような物がありました。めいいっぱい指を入れて抱き上げました。それはサファイヤで3人はとても喜びました。なんだか、光らないものもあったので、のこぎりを取り出して割って出しました。

そこにはサツマイモがありました、たくさん袋に入っていたので、お父さんとおかんとコスミとコルとツキミは、みんなで食べました。

母の補足

以上が公募に出した「らくちんマッサージアシスト」です。

現在6歳になり言葉の意味も解ってきたようで「マッサージアシストって何やねん」と、自分でツッコミを入れながら原作を読み返しています。当時、発音の口当たりが良かったのでしょう(笑)。私も思わず言いたくなる言葉が好きなので、このタイトルは意味はわからないけどとても気に入っています。

また”~ルン”という喋り方は、『スタートゥインクルプリキュア』というアニメの羽衣ララちゃんが好き過ぎて出てきた発想ではないかと思います。(そのまんまですね……)

あと文中に、

帰り道、雨が降ったよ。

「傘さして自転車置き場まで行こう!」

自転車置き場の鋭いギザギザは突き刺してもブスッと言っても、ギザギザが倒れるだけです。

とあるのですが、これを本人は気に入っている様子。突然の文章に訳がわからないので補足します。

3歳の頃によく使っていた駅がありそこまで自転車で行っていました。そこの駐輪場は網で囲われていて、その上を有刺鉄線が巻き付けられていました。

用事を終わらせた雨の日の帰り道、駐輪場に入ろうとしたら急に怖がって入ろうとしません。なぜかを聞くと有刺鉄線が怖く見えているようでした。そこで「あのギザギザは触ると刺さって痛いけど、触らなかったら痛くないよ」と教えたのを憶えています。

どうやら内容が違って伝わっていたのですね汗。しかし子どもの中で印象的な出来事だったみたいです。もしくはあの雨の日、この世のモノではないものを見ていたか……。

私が補足をしたところでカオスな物語ですが、5歳の想像する世界を読めるのって面白いですね♪

もし楽しめたと思った方がおられましたら、今は褒め言葉だけ本人に伝えていますので(お母ちゃんが怖いので世間を優しく見せたいのです……)メッセージお待ちしております。

 

追記・

11月30日 選評公開① – 青い鳥文庫 (kodansha.co.jp)

第5回のU-15はこんな感じで個人に愛のあるコメントをくれました。もし小説を書いているお子様がおられたり「あら、わたし15歳以下だわ」って人が居ましたら、ここの公募は活力になるかもしれません。ちなみに私の心はいつでも16歳です。

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