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水槽の底のたれしっぽ・第2話

お母さんと子供のたれしっぽ族の絵

児童文学を「noveldays」という講談社さんの物書きが集まるサイトで無料公開中。 下記のリンクをクリックすると直ぐ読めるようになっています。 第2話、公開しています。 水槽の底のたれしっぽ|第2話|NOVEL DAY […]

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新連載】水槽の底のたれしっぽ・第1話

たれし君

児童文学の無料公開をはじめました。 「noveldays」という講談社さんの物書きが集まるサイトで公開しています。 下記のリンクをクリックすると直ぐ読めるようになっています。 随時、更新中です☆ 応援、よろしくお願いいた […]

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俺はインディゴ名前はまだない(38)

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38   箱に詰められて運ばれることは度々あるが、今回のような運ばれ方なんて想像したことも無い。 まず俺にハンガーが着いたままだ。そして透明で艶々と透き通るビニールが、優しく俺を包む。段ボールの中も未だかつて無 […]

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俺はインディゴ名前はまだない(37)

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  37   新しい家に着くとそれはもう丁寧な扱いを受けた。いままで経験したことが無いほどだ。 汚れを細やかに落とされ、熱い板で凜と引き延ばす。その過程の中で隅の隅まで俺を見つめる。ニックが付けた膝の […]

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俺はインディゴ名前はまだない(36)

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36   大きな穴が空いて数週間が経った頃、ユカとの別れが訪れた。俺はメグが持って家を出ていくようだ。 別れの日、俺はメグの手提げカバンに詰め込まれていた。   「ほんまに貰ってしまっていいん? せや […]

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俺はインディゴ名前はまだない(35)

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  35   刺さったハサミを抜き、穴を中心に両手で握るとゴシゴシと擦り合せるユカ。糸が次々に飛び出しながら俺の穴は広がる。 「これは大丈夫だ。」 俺は思った。 100本近いデニムパンツが無残に切り刻 […]

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俺はインディゴ名前はまだない(34)

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  34   俺はマイクの倉庫に運ばれた。そこでマモル君によく似た“日本人”と呼ばれる人間にまじまじと見られたのを最後に、また太陽の光が無い 箱の中での時間が始まった。   なにやら遠くへ運 […]

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俺はインディゴ名前はまだない(33)

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  33   建物の中で 俺にハンガーが付けられた。それから数十ヶ月のあいだ、沢山のパンツと共にラックに掛けられ続けたのだが、工場でも家のクローゼットでも無い空間で過ごす時間は、はじめてのことで興味深 […]