11 ビルの向こうは またビル。こちらもビル。 ビルとビルに挟まれた夕暮れは、虫の音も夕日の後ろ姿も感じることは無い。ただ灰色の空気が、こそいら一体を沈み込んで 夜がやってくる。 灰色になっていく街を、マモル君は […]
小説
11 ビルの向こうは またビル。こちらもビル。 ビルとビルに挟まれた夕暮れは、虫の音も夕日の後ろ姿も感じることは無い。ただ灰色の空気が、こそいら一体を沈み込んで 夜がやってくる。 灰色になっていく街を、マモル君は […]