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小説

俺はインディゴ 名前はまだ無い(6)

beans

6   音が出ないよう、そっと黒毛はドアを閉めて外へ出た。 なぜか俺は黒毛に着られている。   自転車に乗って人をかき分けるように進み、小汚いビルの前で降りた。狭い階段をゴツゴツと音を立てて上り、懐かしい匂いのする広い場 […]